ケルティック・クリスマス2007 ~12.15.すみだトリフォニーホール
個人的には、2003年から毎年12月の恒例行事となっているケルティック・クリスマス。
ケルト音楽を中心に世界の音楽を熱心に紹介し、数々の来日コンサートを誘致しているPlanktonの企画で1998年から始まっている。そして、ケルト音楽を心から愛してやまない尊敬する元上司に初めて誘っていただいてから、5年目になる。毎年複数のバンドが集まり、それぞれのコンサートと合同のセッションが行われる。ケルトと言っても本場アイルランドのみならず、過去にはスペイン、アメリカ、北欧からも参加しており、セッションでは国境や年齢を超越した巧みな即興を聴かせてくれる。セッションでは、いつも年長者に対する若手の尊敬の念が溢れていて、「伝統」の素晴らしさ、すごさを感じることができる。
今年は、TREADとANUNAの二つのグループ。
TREADはカナダのピラツキ兄弟のステップとフィドル、トリーナ・マーシャルのハープを中心としたグループ。チーフタンズのメンバー、ダンサーとして同行している若手メンバーにより結成されているのが、やはり伝統を重んじるケルトらしい。ハープが絶妙に聴かせ、何と言ってもピラツキ兄弟とキャラ・バトラーのダンスが心地よくて、自然と床を踏みしめてしまうほど。
アイリッシュダンスとカナダのヴァリーダンスでは上半身の使い方が違う、のか。素人の私にはそれくらいしかわからず。しかし、海を越えてカナダに渡った‘伝統‘が形を変えているのを見ると、やはり世界はひとつなんだと思う。
後半は、一変して静謐の世界へ。
ANUNAは中世アイルランド音楽の世界を繰り広げる、混声合唱団。カトリックの神聖な祈りが伝わってきて、目を閉じるとここがコンサート会場であることを忘れてしまうほどであった。
圧巻だったのは、ステージから女性ソプラノ2人が会場奥までゆっくりと歩をすすめながら輪唱する曲。いわゆる歩いて作るほんもののサラウンド、といった感じで、曲が終わった後場内からはため息が漏れた。
日々の悩みや苛立ち、醜いもの、嫌なもの...それらに支配されている自分の心の中が馬鹿馬鹿しく、情けなく思えてきた。カトリックではない自分であるものの、心が浄化されるような気分になった。いつもこんな気持ちでいれたらいいのにねー、と言い合う。
例年のコンサートに比べて、「クリスマス」らしい雰囲気で、また二組のグループを存分に楽しめる構成で、とても印象的な夜になった。
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コメント
今年一年お世話になりました
来年も今まで同様宜しくお願いいたします。
良いお年をお迎えください
投稿: ryuji_s1 | 2007年12月28日 (金) 17時16分
ryujiさん
こちらこそたくさんのレシピとお花たちでいつも癒されてます。
大晦日やお正月の食卓には何が並ぶんでしょう。
素敵な一年になりますように。
投稿: irish breeze | 2007年12月31日 (月) 16時13分